見分け方(違い)と万葉集
自宅庭で梅の花が綺麗に咲いています。
小さな頃から感じていたことですが、梅の花と桜はよく似ていると思いませんか?
大人になった今は区別できますが、どう違うのか誰でも簡単に出来る見分け方をお教えします。
梅の木の前を目当ての彼や彼女と通りがかった時に、さりげなく説明出来たら一株上がるかも!?
花びらの形が違う
桜の花びらは花の1枚の先端が割れています
梅は花びらが丸い
ちなみに桃は先が尖っているようです。
左から 梅・桜・桃
梅の花、花びらが丸くなっていますね
枝からの花のつき方が違う
さくらと梅では枝から花びらまでのつき方が違います。
↑桜 桜は花柄が長い、さくらんぼの感じですね^ ^
↑梅 良い写真を用意出来なかったのですが...、梅は枝にくっついています。
ちなみに桃も枝にくっついているので、
その場合は花びらで見分けるようにしましょう。
パッと見てさくらんぼのヘタみたいなのがあったら桜、
これだけでも簡単に見分けられますね。
幹が違う
花や枝からのつき方よりは判断しにくい場合がありますので、注意をしなければいけません。
↑桜 桜は比較的つるっとしていますね。
大きく育つと幹肌が割れてしまうようです。
幹肌で判断がつきにくい時は花びらを観察したり、
さくらんぼのヘタを確認したりしましょう!
↑梅 梅は幹肌がゴツゴツしています。
画像のように割れていたりしていますね。
モテる雑学
桜の花見デートや宴会はとても人気です。
梅のきれいな人気スポットもたくさんありますが、
桜と比較すると梅の花見はそれほどメジャーでは無いように感じます。
現存する最古の和歌集、万葉集(759年成立)の頃では梅について詠んだ歌の方が桜よりも多かったそうです。
万葉集から梅に関する一句:
「世の中は恋繁しゑやかくしあらば梅の花にもならましものを」
意味:世の中は恋の悩みばかり、こんなに苦しいのなら梅の花にでもなりたい。
古今和歌集の頃(905年頃)になると逆転し、桜人気が急上昇したみたいですね。
古今和歌集から梅に関する一句:
「君ならで誰にか見せむ梅の花色をも香かをも知る人ぞ知る」
意味:この梅の花を君以外の誰にも見せたくない、色も香りも君と私だけのものにしておきたい
…梅ってさ、万葉集の頃には桜よりも人気があったんだロポ…
…これはモテる…。
そして、江戸時代には徳川将軍が各地に桜を植えて回ったようで、この頃から菊と二分して日本の花、国花として定着していったのでしょう。
幹がつるつるでさくらんぼのヘタみたいなのがついているのが桜ロポ♪
梅は幹が割れてて花びらが丸いやつやでぇ♪
梅はそのあと実をつけるんだロポ
梅干しやろ、酸っぱいねぇ...。
梅酒にするのもいいロポね!
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